2006年に続いて、今年も、社内懸賞論文に応募した。
前回は、銅メダル(佳作)を貰ったが、今回は、前回よりも、時間をかけ、より実現性が高くて、よりグローバルな企画を纏めた。提出期限ギリギリまで粘り、最後は、数年ぶりの徹夜(飲んで徹夜することはあるけど、仕事で徹夜するのはかなり久しぶり)までした。
そして、今日、その結果が発表された。金賞、銀賞の該当はなく、佳作が3案選ばれたが、自分の提案は残念ながら、落選した。
正直、ショックではあるが、元々、提案することに意味があると思っていたので、良しとしよう。会社から、提案する機会を貰えたのだから、それに応えず何も提案しないで、会社の不満だけを言うことはしたくなかったので、今年も提案した。
ただ、よく考えてみれば、数多くの懸賞論文を審査する人のことを考えると、これも大変な仕事だ。恐らく、自分が得意な分野の提案は数少ないのだと思う。その中で、決められた期間内に、数多くの提案に優劣を付けるのは不可能に近い。現に、昨年、表彰された作品の中には、自分が出向している会社で既に行っている事業に近い案があったりした。この事を非難する気はさらさらなく、社内で取り組んでいる全ての新規事業を理解している人は存在しないので、そういうことがあってもおかしくはない。
懸賞論文で表彰されたからと言って、真剣に検討される訳ではないということは、過去の経験から知っていることであるし、会社が新規事業を推進するか否かは、懸賞論文で表彰されているか否かが問題ではなく、提案自体の内容と、提案者の熱意・情熱だと思うので、これからも、人との出会いを大切にしながら、真摯に仕事に取り組み、社会的に意義のある事業を考え、情熱を持って提案しようと思う。