8月1日に恵比寿にオープンした
『焼肉チャンピオン』を訪問した。毎日、この店を前を通って会社に行っているので、お店を作っている時から、「ここにどんな店が入るのかなあ?」と気になっていた。段々と、出来上がってくると、店の感じからして、「ラーメンやかなあ」と思っていたら、お店の前で団扇が配られていたので、それを見ると「8月1日オープン 焼肉チャンピオン 和牛1頭買い」という魅力的な文字が書かれていた。これは、行かない訳にアカンやろっと、早速、オープン最初の土曜日に訪問することにした。
お店は、約12名程が座れるカウンターと、4人掛けのテーブルが2or3席といった細長い間取りになっている。我々は、カウンター席に座ったが、そこで自分達の前に現れたのは、様々な部位の肉の塊である。まるですし屋のカウンター席に座ったような感じだった。
それぞれの肉の塊の前には、その肉が何処の部位か分かるように、Post-itが貼られていたので、それをみながら、肉をオーダーした。
まずは、いつものように、レバ刺しと、煮込みをオーダーし、店の実力を測った。レバ刺しは、割と大きめに切られており、とても新鮮でエッジの利いた味であった。煮込みも肉の旨味がだされており満足いくものであった。
その後、お店の売りである希少部位から、「ザブトン」「カブリ」「カイノミ」をオーダーした。値段的には、「ザブトン」が2400円と一番高く、「カブリ」1800円、「カイノミ」1400円であったが、我々の評価/好みでは、「カイノミ」「カブリ」が同じくらいで、その次に「ザブトン」と値段と反比例していた。つまり、肉の柔らかさや脂、サシというよりも、バランスよく肉の味がより濃くでているモノが好きなのでそのような評価となったと思う。
その後、熟成ハラミ、並カルビと、ホルモン系として、シビレ、ギャラ、マルチョーを食べた。正肉、ホルモンを食べ比べたが、この店は、ホルモン系ではなく、正肉系だということが分かった。次回来るときには、正肉を中心にオーダーすることにしよと思った。
この店の評価としては、すべて及第点以上の美味しさであるが、コストパフォーマンスは、それほど良くない。先日行った
新御茶ノ水『マルタケ』と比べると、体感価格と実態価格との差に感動はない。また、とても不思議に思ったことがある。「和牛1頭買い」という事を売り文句にして、希少部位を前面に押し出して販売しているのだが、カルビ、ロース、サーロイン、フィレといった一般的な部位が、カルビを除いて販売されていないという事だ。希少部位は、中々取れないから、希少部位と言うわけで、それが、1頭買いすることによって、提供できるというのは、良く分かるのだが、希少部位以上にたくさん取れるであろう部位があまり販売されていないのは、かなり変な話である。A5等級の最上級和牛を使用しているというのであるから、是非、そのリブロースや、サーロインを食べてみたいと思うのは、自分だけでないと思うのだが、一体、それらは何処に行ってしまったのだろうか。
オープンしてまだ1週間経過していない事もあり、オペレーションにまだ問題があり、オーダー忘れや、スプーンや取り皿の出し忘れ等があったのも、残念であった。店を仕切っているオッサンが何処かで見たことがあるオッサンだ思ったのだが、後で調べてみて分かった。この店の運営会社
ピューターズ社が運営する
恵比寿の立呑屋でカウンターに入っているオッサンだった。正直、このオッサンは、立呑屋の調理場向きで、焼肉屋の接客はあまり向かないと思った。お店を出るときに挨拶してくれた店長がとても爽やかで感じが良いだけに残念だ。
カイノミ カブリ
ザブトン 熟成ハラミ
並カルビ ギャラ
マルチョー カルビクッパ