WBC2次ラウンド1組2回戦、日本対韓国が、ペトコ・パークで開催された。1回戦は、日本時間の午前5時プレイボールだったので、家で観る事ができたが、今日の2回戦は、正午プレイボールで、水曜日は、朝から午後4時まで、定例会議が続く日なので、テレビの前に座って、じっくりと観戦することができなかった。しかし、とても、気になるので、テレビをつけながら、会議をすることにした。ただ、テレビは、自分の後ろ側にあるので、後ろを向いてばかりいる訳にはいかず、向かいに座っている人達の表情を見て、試合の状況を探った。
試合は、先発ダルビッシュが立ち上がりにつかまり、3点を奪われ、打線は、ランナーを出すものの、ヒットが続かず、結局、1-4で、韓国に敗れた。ダルビッシュは、2回以降は、完璧に立ち直っただけに初回の3点が悔やまれる。
安打数は、日本が7本で、韓国は4本と、日本の方が多くヒットを打っているのに、勝てない。日本の投手陣は、WBC出場国の中でも、NO.1と言える投球をしているが、打つ方が繋がらない。韓国と比べても、明らかにパワーで劣る。日本は、力勝負では勝てないので、足を絡めた繋ぐ野球をするしかない。しかし、その繋ぐ野球ができず、逆に併殺打でチャンスを潰した。これで勝てる訳がない。
試合を振り返ってみると、初回の韓国のトップバッターのイ・ヨンギュの盗塁がポイントだったように思う。初回無死1塁の場面で、次打者の初球で盗塁を成功させた。ダルビッシュ-城島のバッテリーもまさか走ってくるとは思わなかったと思う。失敗するとチャンスを潰してしまい、ダルビッシュを調子付けてしまう可能性があるだけに、慎重に攻めて行きたいと考えるのが普通だろう。この盗塁で、ダルビッシュも制球を乱し、不運な味方のエラーもあって、3点も奪われてしまった。
逆に日本は、トップバッター・イチローの不振が痛い。今日の試合でもイチローにヒットは生まれなかった。ボールの上を擦るような内野ゴロが多く、凡打の内容もとても悪い。チームリーダーであるだけに、イチローをスタメンから外す訳にはいかないだろうから、イチローには、復活して貰わなければ、準決勝進出は厳しくなる。
明日は、ベスト4を賭け、また、キューバ戦だ。先発は岩隈だと思うが、1回戦での松坂の投球を参考に、キューバ打線を完全に抑えて欲しい。
前回大会も変だと思ったが、WBCのルールは、球数制限と言い、組み合わせと言い、おかしすぎる。韓国とは、今日の試合で、既に3試合目となった。キューバとも2回目の対戦だ。明日、キューバに勝つと、また、韓国と4度目の対戦となる。更に、日本が準決勝に進出すれば、決勝で韓国で5度目の対戦をする可能性がある。W杯サッカーや、他競技の世界大会でこのような超変則的な組み合わせをしている大会はWBCしかないのじゃないか。恐らく、戦っている選手も含め、世界中のファンの多くが同じように思っているだろうから、次回大会では、そのあたりを変更しないと、大会が終結してしまう可能性があるように思う。