今回の大阪出張&聖地巡礼ツアーのファイナル。聖地・甲子園に、ついに我々『在京トラキチ会』が踏み入れた。2001年に『在京トラキチ会』が結成されてから、神宮球場へは、何度も行っていたが、聖地には行ったことがなかった。毎年、「今年こそ、甲子園で応援しよう」と言っていたが、実現しなかった。今年は、年始総会の時に、具体的に日程を決め、有言実行を誓った。その日が、最も勝利の可能性が高いと思われる5月14日、東北楽天ゴールデンイーグルス戦だ。
今回は、後輩のスペシャルアレンジがあり、開門前(14時)に、関係者入り口から球場内に入る事ができた。グランドでは、タイガースの選手達が、バッティング練習をしていた。2月、毎日、SKY-Aの春季キャンプ中継で見慣れているバッティング練習だ。フリーバッティングと、トスバッティングが2組ずつ行われている。いつもテレビのキャンプ中継を見ながら、近くで見てみたいなあと思っていたのが現実となった。目の前で、和田コーチがトスするボールを赤星が打っていた。フリーバッティングでは、関本がいいバッティングをしていた。「今日は、関本、行けるんちゃうか」と思った。島野コーチが、アニキ・金本にトスをあげていた。アニキのフリーバッティングに心を奪われた。打球の速さが、違っていた。桧山のトスパッティングは、バッティングポイントが一定でとても美しかった。楽天の田尾監督が現れ、中西コーチ達と談笑していた。それらが、目の前で行われているという事に感動した。
我等がレッドスター・赤星 和田豊コーチ
アニキと島野コーチ 攻守の要・矢野と和田豊コーチ
矢野 田尾監督と球道君
バッティング練習が終わり、我々一行は、球場を出て、球場横にある素盞鳴神社(すさのお)に、必勝祈願をしに行った。何の御利益があるのか分からないが、タイガースのマーク入りのお守りを購入した。これで、今日の勝利は決まっただろう。
それから、これからの応援に備えて、スタミナ補給に、球場そばにあるダイエーのフードコートへと向かった。フードコート内には、タイガースのユニフォームきているファンで一杯になっていた。自分は、お好み焼きセット(お好み焼き、焼きそば、たこ焼き)を食べた。炭水化物摂取過多がちょっと気になったが、お腹はふくれた。
各々お腹を満たした後、球場内にある阪神タイガース史料館で、栄光と苦節の70年の歴史が感じられる展示品を観たのち、ついに、ライトスタンドへ足を踏み入れた。ライトスタンドは、試合開始1時間以上も前から満員になっており、応援も始まっていた。ライトスタンドからは、甲子園全体が見渡せ、とても気持ちがよかった。2004年は一度も球場に応援に行けなかったので、2年ぶりの甲子園だったが、「やっぱ甲子園は違うなあ」と思った。
試合は、タイガースで一番の安定感を見せている愛犬家・下柳と、虚人をクビになって楽天に拾われたラスの先発で始まった。初回、下柳が、2番那須にホームランを撃たれ、「アレ、やばいんとちゃうか」と一瞬思ったが、その後、赤星の好捕もあり、完全にいつもの安定感のある下柳のピッチングに戻った。
3回に、”想定の通り”シーツと今岡の適時打で逆転し、完全にタイガースペースで試合は進んでいった。4回は、ファーボールで出塁した鳥谷が、二盗後、下柳が送りバンドを成功させ、赤星の犠牲フライと、この回ノーヒットで1点追加した。
7回表に、好投の下柳を後をうけて、今や球界NO.1セットアッパーとなった球児が、三者三振に抑え、タイガースのラッキーセブンの攻撃となり、甲子園球場は一気に盛り上がって行った。
7回裏のタイガースの攻撃は、まさにラッキーセブンとなった。二死満塁のチャンスに、栄光の背番号を背負った若虎・濱中が代打として起用された。スタンドのファンの期待と、ベンチの起用が一致し、三遊間を破る2点適時打を放った瞬間、スタンドは最高潮へと達した。
甲子園に、「背番号31」が帰ってきた。交流戦のホーム開催試合のみ、岡田監督がルーキーだったころのユニフォームの復刻版が着用されているので、「31番」は、当時、「若虎」と言われていた掛布のイメージが強いので、掛布を思い出したファンも多かったと思う。
その後、試合は、橋本、久保田が完璧に抑えて、5対1と快勝した。3連勝である。
試合後、今日何回目だっただろうか忘れたが、六甲颪を球場のファン全員で熱唱し勝利の味をかみ締めた。ずーっと残っていたい気もしたが、球場をでて、祝勝会の会場へと向かった。
球場そばにあるスポーツバー「Joe-Guy」にて、『在京トラキチ会』の祝勝会を行った。
やっぱり、「強いタイガース」と「美味しいお酒」と「楽しい仲間」っちゅうのは、ええなあと思った。
そして、大阪出張&聖地巡礼ツアーは終了した。 あー、楽しかった!!