神泉に今年夏にオープンした
『神泉ホルモン 三百屋』に行ってきた。オープン以来『ホルモン道場闇市倶楽部』の料理長を務めていた大串さんが、独立し開業したホルモン店だ。『闇市倶楽部』は、7~8年ほど前に初訪して以来、贔屓にしているのだが、その理由が、大串さんの存在だった。真剣な眼差しでホルモンをムンチュする大串さんの姿を見てるだけで、「美味しいホルモンを食べてもらいたい」という大串さんの純粋な気持ちが伝わってくる。ホルモンに対する愛情と誇りが感じられるのが、とても好きだった。『闇市倶楽部』にホルモンを食べに行っているというより、大串さんのホルモンを食べる為に『闇市倶楽部』に行っているというのが正しい。今年6月に『闇市倶楽部』に行った時大串さんがいなかったので、お店の人に聞いたら、「神泉のお店の開店の準備でいない」という事だった。てっきり、『闇市倶楽部』が神泉に新店をオープンするのだとばかり思っていたのだが、ネットで調べてみても、『闇市倶楽部』が神泉にオープンしたという情報が載っていなかった。それが、今年夏に発行された雑誌
『焼肉東京』に、大串さんが登場し、『神泉ホルモン 三百屋』が紹介されているのを見つけた。それを読んで、「これは、行かねばなるまい」という思いにかられ、早速、『三百屋』に行ってみることにした。
お店に行くと、大串さんが、笑顔で元気に迎えてくれた。お通しは、『闇市倶楽部』と同じで、山盛りのキャベツだ。さらに、葱も山盛りででてきた。この葱は、塩だれ、タレにつけて、肉に巻いて食べる用なのだが、これが、とても美味しい。『闇市倶楽部』に訪れた元プロボクサー・赤井英和さんが、葱をリクエストした事があり、試してみるととても美味しかったので、『三百屋』では基本メニューとしたそうだ。
そのほかにも、「酢モツ」や「脂付上ハツ」など、『闇市倶楽部』ではなかった新しいメニューも加わり、精肉系のメニューも増え、『闇市倶楽部』よりも全体的に進化したように感じた。
ホルモンを満喫し、最後は、大串さんにお店の外まで見送ってもらい、とても気持ちよく、幸せな気分になった。やっぱり、料理も、作る側と食べる側との信頼感や(単純に会話という狭い意味ではない)コミュニケーションが大事なんだなあと実感した。
ホルモン7点盛
タンすじ
ハラミ
脂付上ハツ
酢モツ
ユッケジャンクッパ
冷麺
【再訪レポート】
2006年12月15日
2007年 3月 3日
2007年 5月 2日
2007年 5月12日
2007年 9月22日
神泉ホルモン 三百屋 (サンビャクヤ)