【阪神4-0中日】
2度首を振ったあと、投じた球児の152kmのストレートに、アレックスのバットが空を切り、虎が9連勝を決めた。
昨年の今日は、虚塵を破って聖地胴上げを決めた虎ファンにとっての記念日であり、岡田監督の亡き父の誕生日でもある。その記念すべき日に、オレ竜を叩き、奇跡のVへの最終章がスタートした。(
聖地胴上げの観戦レポート)
試合は、ネットと携帯でチェックしていたのだが、7回の攻撃のときは、ちょうど、電車の中だったので携帯でチェックしていた。通信が込み合っている為に、なかなか、更新されずにイライラしたが、代打・今岡が、走者一掃の3点タイムリー二塁打を放った事をすると、思わず、「よっしゃー」と声がでて、児玉清のアタックチャンスばりのガッツポーズをしてしまいそうになった。(ほんとは、ちょっと、声が出てしまったかもしれない。)
急いで家に戻り、テレビをつけると、9回だった。球児がピシャりと完璧に抑え、大事なオレ竜との3連戦の初戦を完勝した。
テレビでハイライトシーンを観たが、選手全員に勝利に対する執念と気迫が感じられ、ファインプレイが続出した好ゲームだった。矢野の先制タイムリーの外角低めの難しいボールだったが、腰を低くして、ボールを長く見てライト線に打った正に執念の一打だった。
下柳も、持ち前の粘りの投球で要所を締め、6回をゼロに抑え、緊張するであろう大事な3連戦初戦の先発の重責を、完全に全うしてくれた。
今岡の復帰後初のなる決勝タイムリーは、実に天才・今岡らしい一撃だった。ちょっと遅すぎる感じもするが、ここにきて、今岡に勝負強さが戻ったのは大きい。残り8試合、重要な場面で、今岡の一振りで試合を決めてくれる事もでてくるだろう。
今日勝って、オレ竜との差は2ゲームとなった。試合数を考えると、不利であるのは変わりない。ただ、選手もファンも、今のような勝利対する執念と諦めない気持ちを持ち続け、一戦一戦、大事に戦っていけば、奇跡は起こる筈だ。