我が家の2005年度ヒット番付“東の横綱”に輝く『日本橋ぼんぼり京橋店』が、『東京バルバリ』と店名変更となって初めて、訪問した。このお店の魅力は、宮崎地鶏料理を中心としたグランドメニューというよりも、何といっても帝国ホテル出身の小池シェフのオリジナルメニューにある。どれも、かなり凝っているため、作るのに時間が掛かるのが難点ではあるが、そういうものだと慣れれば、別に苦にもならない。今日も、その小池シェフのオリジナルメニューのみをオーダーした。
メジマグロのファゴッティーノとアボガドのクーリ
小池シェフの作る料理は、このお皿に代表されるように、盛り付けが非常に美しい。料理を舌で味わう前に、まず、目で楽しませてくれる。また、メニューからは、どういう料理が出てくるのか想像するのが難しいのも、また、魅力の一つである。
ぼっちゃんカボチャと海老のムサカ
カボチャ好きな自分にとっては、頼まざるを得ないメニュー。ただ、このようなカボチャ料理を食べるのは初めての事で、とても美味しかった。
牛ハチノスの煮込み
「ハチノスの煮込み」という名前だけをみると、普通、焼肉店の煮込料理をイメージするのだが、『バルバリ』の「ハチノスの煮込み」は、やはり、想像するものは違っていた。カレー風味の煮込みで、ハチノスの旨味と美味く絡み合っていた。
バルバリー鴨のソテー
新しい店名の由来となっている「バルバリー種」の鴨のソテー。表面はパリッと焼きあげられ、甘味と旨味が凝縮された鴨に、ソースが絡み合い、口の中で、最高のハーモニーを奏でてくれた。
新さんまとブロッコリー からすみタリオリーニ
鱧と鮎のスパゲッティ
パスタも、このお店の看板メニューで、いつも色んな創作パスタ料理を楽しませてくれるのだが、今日の2品は、日本人・小池シェフならではのパスタだ。スープが、お魚のダシが利いており最高に美味しい。イタリア人に食べさせてあげたくなるパスタだ。
メロンとココナッツのジェラードと巨峰のスプマンテジュレ寄せ
アボガドとクリームチーズ
最後は、いつものように創作デザートで〆た。
6月以来久しぶりの訪問となったが、「やっぱ美味いわー。参った、小池シェフ!!」というのが感想だ。いつ行っても、新しいメニューがあり、それが、とても美味しくて、美しい。シェフというのも、ミュージシャンや画家と言ったようなアーティストと同じなんだなと、つくづく感じさせてくれるお店である。
「ぼんぼり」から「バルバリ」へ
【過去の訪問レポート】
2005年10月 8日
2005年11月12日
2005年12月13日
2006年 1月28日
2006年 4月 1日
2006年 6月 3日