『ホルモン道場闇市倶楽部』で、肉の旨味を満喫し、スタミナ充電した肉の会の面々は、肉のニオイをカラダに染み込ませながら、『Music Simulation Bar 08:30』に行った。先日、先輩のタッキーにつれて行って貰ったお店だ。
お店に入ると、ちょうど、ステージが始まるところで、ハウスバンドの「Rock and Roll / Led Zeppelin」でスタートした。その後、お客さんの参加が相次いだが、その参加するお客さんのレベルの高いことに驚かされた。ブルース・ギターのオッサンは、自分のギターに陶酔しながら、「Cross Road」を熱唱し、会社経営者と思しき紳士は、笑顔で「Spain / Chick Corea」のキーボードを奏でていた。前回、来たときにステージに立っていたグラハム・ボネット系のオッサンが、今回も来ており、十八番の「Burn / Deep Purple」を激唱し、前回以上の高音の伸びをしていた。
我々、肉の会のメンバーも、最初のステージで、真打・タッキーが、「Honky Tonk Woman / The Rolling Stones」でヴォーカル参加し、次のステージには、濱口&松尾の浜ちゃん&松ちゃん=浜松ペアと、肉の会の微笑みの貴公子・コン様が、「Starting Over / John Lennon」で参加した。浜ちゃんは、キーボードでの参加だったのだが、事前に譜面を見たいとの事で、見せて貰った譜面が、ヘ音記号で書かれており、「自分はト音記号じゃないとダメだ」と言って、お店の人に五線譜を貰って、必死に書き写していた。ヴォーカル参加の松尾さんは、緊張を解す為とウイスキーを、ロック/ダブルを一気に飲み干していた。
そういう緊張感溢れるステージであったが、とても新鮮な感じが出ていて、聴いている人たちを”幸せ”な気持ちにさせるものであった。
最後の曲「Get It On / The Power Station」が終わった頃には、お客さん同志、一体感が生まれていた。すると、「Superstitious / Stevie Wonder」をドラムで参加していた人が、自分の会社の社長や、以前の勤務先の上司&後輩の知り合いだった事が分かったり、ブルースギターのオッサンが、自分と同郷で、大学の先輩だった事が分かったりと、「It's A Small World」を実感した一日の終わりとなった。