【ドイツ3-1ポルトガル】
攻撃的チーム同士の対戦となった3位決定戦は、ドイツが開催国の意地をみせ、3-1でポルトガルを破った。
フランスとの激戦から中2日のポルトガルは、フィーゴを先発から外し、FWシモンが先発起用された。一方、ドイツは、アルゼンチンとのPK戦勝利の立役者であるGKレーマンを外して、闘将オリバー・カーンが、今大会初出場を果たした。
試合は、序盤から、ポルトガルが、早いパス回しでボールを支配しながら押し気味に試合を進めていったが、カーンの闘志あふれる好セーブが連発し、ポルトガルに得点を許さなかった。
逆に、ドイツは、後半11分に、シュヴァインシュタイガーが強烈なミドルシュートを決め先制。その後も、シュヴァインシュタイガーのFKがオウンゴールを誘い追加点を上げると、波に乗ったシュヴァインシュタイガーが、またしても強烈ミドルシュートで3点目を上げ、試合を決めた。
今日の試合もミドルシュートが2本飛び出したが、ミドルシュートは、初戦ドイツ-コスタリアのラームの大会初ゴールから、今大会の象徴のようなものだったように思う。試合使用球の特性から、球筋が微妙に変化をするので、キーパーがとても取りづらい。C・ロナウドのシュートも、ボールが強烈に変化していたが、カーンが上手く反応し何とか抑えた。クロアチア戦での中田のミドルもゴールは決められなかったが、とても印象に残る強烈なミドルだった。
これで、W杯も残すところ後1試合となった。1ヶ月続いた時差ボケ生活もこれで終わる。決勝戦は、スコアレスでのPK戦になるような気がするが、お互いの特長を出し切ったW杯史に残る熱い戦いを期待したい。
※ 今日の試合の主審を務めた上川レフェリーの勇姿をみて、日本人としてとても嬉しくなった。次は、主審ではなく、選手が決勝トーナメントで勇姿をみせて貰いたいものだ。