日本が、キューバを倒して、ついにWBC初代チャンピオンに輝いた。
二次リーグ、韓国戦に負けたときは、これで終わりかと、殆ど諦めていた。自分もそのような内容のコメントをした。それが、Davidson審判のミスジャッジや、メキシコの頑張りのお陰で、もう一度戦うチャンスが転がってきた。そして、そのチャンスを逃すことなく、WBC初代チャンピオンを奪い取った。この大会で、選手達は、選手生活を通じて、最大の悔しさと喜びを味わったと思う。
日本人は元来、高校野球・甲子園が大好きだ。負ければ終わりという緊迫した中に生まれるドラマが好きだ。白球を追いかける真剣な選手の表情に、手に汗を握って応援した。ペナントレースでは、あまり見る事のできない選手の表情に、熱くなった。今から考えると、米国戦でのミスジャッジもそのドラマの一つであったように思う。
第一回WBCは、運営上、ルール上、様々な問題が浮き彫りになった大会でもあった。ただ、野球の面白さを再発見できた大会であったのも事実で、第二回大会は、今回の反省点を踏まえて、更に、より良い大会として貰いたいものだ。今回、出場できなかった選手も、次回大会出場そして、連覇を目標に、ペナントレースを戦えば、日本のプロ野球も、もっと盛り上がってくれるものと思う。球児、久保田も、個人的には、今大会では悔しい思いをしたと思う。是非、次回大会でその悔しさを晴らして欲しいと思う。
ああ、ほんま、えー試合やった。そして、個人的には、韓国に銀メダルをあげたい気もした。