聖地での歓喜の胴上げから、3週間以上も経過した。気候も、朝晩涼しくなり、季節も完全に秋に変わった。なかなか、対戦相手が決まらなかったこともあり、気分も盛り上がってこなかった。しかし、ようやく、激闘のプレーオフを、千葉ロッテが制し、相手も決まった。個人的には、2年前のリベンジということもあり、ホークスと戦いたかったと思うが、千葉ロッテも、昨年、チーム存続の危機に面しながら、熱狂的なファンに支えられて勝ち上がってきたチームなので、相手に不足はない。ただ、2年連続、リーグ戦を1位通過しながら、プレーオフで惜敗したホークスの選手ならびに王監督、コーチ陣に球団関係者、そしてファンの気持ちを思うと、ほんと、やりきれない思いになる。どう考えても、プレーオフ第一ステージを勝ち抜いたチームと、待っているチームとには、”勢い”や”試合慣れ”において大きく差が出てしまうのは当然だ。ホームで戦えるとはいえ、いわば、まだ、身体が温まっていない状態で試合に臨んだホークスが、2連敗したのも頷ける。3戦目の奇跡の大逆転勝利から逆王手をかけたが、最後に力尽きた。野球ファンとしては、素晴らしい熱戦の連続で、とても楽しませてくれたので、プレーオフは、続けるべきだとおもうのだが、1位通過チームが、待たされるという現状のやり方は、再考の必要があるように思う。例えば、「セ1位xパ2位」「パ1位xセ2位」とか。それに、プレーオフをもっと面白くさせるには、現状の1リーグ6チームでよりも、チーム数が増えた方がいいのだはないだろうか。各リーグ10チーム程になって、メジャーリーグのように、各リーグの東地区と西地区とトップがリーグチャンピオンを賭けたプレーオフを行ういう事ができれば、盛り上がると思うんだけどなあ。
日本シリーズ第一戦は、井川と清水の先発で始まる。まずは、トップバッター赤星に期待したい。確か、横浜が日本一になった時も、トップバッター石井が出塁し盗塁を決めたことによりチームを勢い付け、一気に日本シリーズを制した。横浜と同じように、赤星が初回に出塁し盗塁を決め、先制点を上げる事ができれば、タイガースの日本一の確率は、80%近くまであがると思う。
そして、やはり、気になるのが、エース(敢えていうエースと呼ぼう)井川の投球だ。井川本人、今シーズンの優勝は、不甲斐ないピッチングでここ一番に勝てなかった投球も多く、正直、心の底から喜べていないと思う。だからのこそ、日本シリーズに賭ける意気込みはかなりのものだと想像する。井川が、日本シリーズで2勝をあげることができれば、タイガースの日本一、そして井川本人のMVPも見えてくる。
頑張ってやー、イガー!!
打者では、当然、赤星、金本、今岡の活躍が必要不可欠であるが、その他のポイントとしては、左打者だろう。千葉ロッテは、右投手が多いので、左打者の活躍がキーとなる。その左打者の中でも、個人的に、期待しているのが、片岡であり、若手の林である。彼らが活躍すれば、4連勝も夢ではない。
右打者にも期待している選手がいる。濱中だ。フェニックスリーグでも好調のようだったし、セパ交流戦でも結果を残しただけに、期待が持てる。
ずばり、拓虎の日本シリーズ予想は、
阪神タイガース 4勝 x 1勝 千葉ロッテマリンズ
で、20年ぶりの日本一だ!!
20年前の1985年と2005年には幾つかの共通点がある。
1.85年のプラザ合意に対して、05年の人民元引き上げ
2.85年LIVE AIDが開催されたが、05年LIVE8が開催された。
3.85年QUEEN来日したが、05年QueenがPaul Rodgersを伴い来日
そして、タイガース日本一である。(ちょっと、無理があるかな?)