昨晩、
2009年のメドレー「22分50秒」と、
2010年のハイライト「小さな恋のうた」を再度観て気分を盛り上げ、準備万端で放送に臨んだ。
2009年は、観ている自分たちだけでなく、参加しているアーティストの人も、実際にどのような作品に仕上がるのか分からない、筋書きのないドラマのような感じだった。
それぞれのアーティストが、自分の曲を心込めて歌い、次のアートティストにバトンを渡していく。世代も、ジャンルも違うアーティスト達が、自分の曲だけでなく、他のアーティストの曲も心を一つにして歌う。ステージには、それぞれのアーティストや楽曲、音楽に対するRespectの心が溢れているようで、アーティストからアーティストへバトンが渡されていく毎に、アーティストの表情が、どんどんと柔らかくなり、今、起こっている奇跡に感動しているのが伝わってくる。音楽は基本個人プレーが中心だけど、このメドレー作品は、駅伝やサッカーなどスポーツの団体競技を観て受ける感動と近い感動があった。
今年の『クリスマスの約束2011』は、2009年の「22分50秒」を超える「28分58秒」のメドレー。参加しているアーティストも、観ている我々も、筋書きのないドラマではなく、展開はある程度予測ができたので、何が起こるか分からない的な驚きによる感動はなかったが、音楽のチカラを実感させられた28分58秒だった。
曲のセレクト、構成、そして何と言ってもアレンジが本当に素晴らしかった。
今年は、東日本震災もあり、音楽のチカラについて考えさせられた一年だった。
震災直後は、音楽のチカラの限界を感じさせられもしたが、人々の心を動かし、明日への希望・勇気を与えることができるという音楽のチカラを再認識した一年でもあった。そんな特別な年の『クリスマスの約束』は、それぞれの曲の歌詞が、正に音霊となって、心に響いてき、大きな感動を生んだ。
来年の『クリスマスの約束』はどのような感動を与えてくれるだろうか。まだ1年先のことだけど、気が付くとあっと言う間に1年が経ってしまうので、思う存分、人生を楽しみ、1年後、また、元気に『クリスマスの約束』を観たいと思う。
<28分58秒 セットリスト>
この日のこと/全員
もらい泣き/一青 窈
(め)組の人/鈴木雅之
my sweet darlin'/矢井田 瞳
「アイシテル」/清水翔太
桜の雨、いつか/松たか子
空はまるで/MONKEY MAJIK
決意の朝に/Aqua Timez
風立ちぬ/中村 中
長い間/玉城千春(Kiroro)
Another Orion/藤井フミヤ
Spirit Of Love/佐藤竹善(Sing Like Tailking)
Kiss/Crystal Kay
童神~ヤマトグチ~/夏川りみ
キラキラ/小田和正
FEVER/和田 唱(TRICERATOPS)
ヒーロー/FUNKY MONKEY BABYS
ガラナ/スキマスイッチ
風になりたい/宮沢和史(THE BOOM)
新世界/平原綾香
また明日.../JUJU
木蘭の涙/STAR DUST REVUE
小さな恋のうた/キヨサク(MONGOL800)
あえないウタ/キマグレン
ありがとう/いきものがかり
この日のこと/全員
※個人的に特に感動したのは、2009年には参加していなかったMONKEY MAJIK、トライセラの和田唱さん、モンパチのキヨサクさん、かな?。