プロ野球が開幕し、1週間が経ち、今日が、3カード目の初戦となった。タイガースは、今日から、今季最初の巨人3連戦。開幕ダッシュするためにも、最低でも2勝1敗としたい。その為には、カードの頭を必ず獲っておきたい。タイガースの先発は開幕投手の能見。巨人の先発も同じく開幕投手の東野。エース対決に相応しい、息詰まる投手戦となった。
早く家に帰って、テレビ観戦したかったのだけど、作成すべき資料もあり退社できなかったので、radiko.jpで、野球中継を聴きながら、仕事をすることにした。しかし、試合が終盤になるにつれ、資料作成が全く捗らなくなり、野球中継に集中していった。延長11回裏の攻撃では、完全に仕事を忘れ応援していた。ラジオなので、新井サンがヒット打った時には、なんで、大和が3塁でストップしたのかと思ったが、後で映像をみて、新井サンの打球が三遊間を抜けずに坂本が止めたということ知り、大和のストップは当然だと気付いた。良太のタイムリーの瞬間は、思わず声を上げてしまった。
今日の試合のヒーローは、間違いなく新井良太であるが、7者連続奪三振の快投をした能見も投のヒーローだ。開幕戦では、さすがに緊張から力みがあって、本来の投球が出来なかったが、今日は、立ち上がりから本当に完璧な投球だった。能見は、間違いなく、日本プロ野球界を代表する左腕に成長している。今季、怪我なく、シーズンを通してローテを守れれば、最低でも15勝、打線との巡りあわせが良ければ、20勝も夢ではないと思う。
今シーズン、節電対策・試合時間短縮の目的で、9回以降、3時間30分を超えて、次の回に進まないことになった。このことにより、投手起用・選手起用に大きな変化が生まれてきた。特に投手起用においてその違いが顕著に表れており、どんどん、調子の良いリリーフ陣を起用していくので、点が取りづらくなってくる。今季は、かなりの数の引き分けが増えることが予想される。監督の采配も、接戦であれば如何に負けずに済ませるのかというように引き分け狙いの戦いも出てくると思われる。プロ野球も、サッカーと同じような戦い方が増えてくると思う。統一球も、3時間30分制も、投手有利・打者不利を進めるものであり、今季は、如何に少ないチャンスを点に結び付けるのかが、今まで以上に重要になってくると思う。それを考えると、虎打線は、昨年と変わらず、依然として得点のバリエーションが少なく、決定力が不足しているので、今日の試合のように、如何に守り勝つかがポイントになってくると思う。
7試合を終えて、4勝2敗1分で首位。これも、先発ローテ6人全員が試合をきちんと作っているからだ。メッセンジャー、下柳は、年間を通して、ローテを守ることは厳しいと思うので、鶴、秋山、上園、安藤あたりがフォローし、12球団NO.1の投手力を維持してほしい。
明日は、スタンリッジと内海の先発が濃厚だ。今日と同じような投手戦となる可能性が高いが、そろそろ、アニキに目覚めて貰って、チームに勢いを付けて貰いたい。