バンクーバー五輪で、涙の銀メダルとなった浅田真央選手が、イタリア・ミラノで開催された2010フィギュアスケート世界選手権で、金メダルを獲得した。高橋大輔選手に続き、男女揃っての金メダル獲得の快挙を成し遂げた。
バンクーバー五輪での悔しさをぶつけるかのように、SP、フリーともに完璧な演技を見せてくれた。回転不足のジャッジだったトリプルアクセルも、素人目には完璧に見えた。五輪で失敗した後半2つのジャンプも成功させ、非常に難しい演目「鐘」を、シーズン最後に完璧に演じきった。今シーズンの経験は、必ずや、ソチ五輪の栄冠へと続くだろう。これからの活躍に注目して行きたいと思う。
最後に、今大会を通じて、やはり、キム・ヨナ選手のジャッジが異常に高いことが気になった。失敗の目立ったキム・ヨナ選手のフリーが、浅田選手よりも得点が高く、フリー1位になったのが、不思議でならない。SPでもあれだけ失敗しながら60点超える高得点となるなど、以前から、色々言われていたことだが、ここまでくると、確かに、何かあるのじゃないかと、疑いたくなるようなジャッジだった。是非、ジャッジのレベルアップ、公正化を進めていって欲しいと思う。
今回の世界選手権だけでなく、バンクーバー五輪、グランプリシリーズでのジャッジの不可解さについては、とらももさんのブログ
『MURMUR別館』(http://toramomo.exblog.jp/)で鋭い分析がされていますので、興味のある方は、是非、ご覧下さい。